心を開いて [ひとりごと]
それだけで充分だって…
そう思ってたんだ。
でも、今にして判る。
あの時君の心が発していたSOSのサインを、
痛々しい程に。
「心を開いて」
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同じ人もいるし、
違う人もいる。
だからこそ、何かを共有できるって素晴らしい。

空を見たかい? [考えごと]
あなたは今日、空を見たかい?

窓枠に切り取られた空に、

くじら雲がたなびく空。

そして涙ににじむ空。

それはきれいな夕焼けだったり、

黒雲がずっしりとのしかかり、今にも泣き出しそうだったり…。

空は見上げる度に、その姿を変えていく。
…まるで誰かさんの心のように。

イチョウ並木。
若葉越しに見上げた空は、
今日も透き通っていた。

でも曇ったガラス越しに見上げても、
きっと空は空。

今日あなたは、空を見たかい?
ココロノヒトミ [考えごと]

空が余りにも広いので、
今自分がどこにいるのか分らなくなることがある。
どこへ行こうとしている?
どこでもないところ?
どこへでも行けるような気がして、
でも、どこへも行けない。
「あそぼっ」
そんなときひょこっとやってきたのが、ハナちゃんだった。
little Yと私と、そしてハナちゃん。
3人で公園のアスレチックに登った。
「やっほー」
見晴台の上からハナちゃんが叫ぶと、
little Yも真似して叫ぶ。
でこぼこ坂道をまるで滑り台のように、
ハナちゃんが滑り降りると、
little Yも真似して滑り降りる。
「目をつぶって待っててね」
そう言ってハナちゃんが下に降りていく。
「いいよ」
目を開けると、3本のシロツメグサを握りしめ
ハナちゃんがにっと笑っている。
「ここで別れちゃうのは、さびしいから」
そう言ってハナちゃんは、
私たちをずいぶん遠くまで送ってくれた。
駅前の信号を渡ると、私たちは左、ハナちゃんは右へと
それぞれの自転車を走らせた。
「バイバーイ」「またねー」
ハナちゃんは何度も振り返りながらそう言った。
ハナちゃんがくれたシロツメグサは、
1本は私に、1本はlittle Yに、
そして最後の1本はcapital Yにだった。
心のひとみはまたゆっくりと開いていく。








